asdfコンパチのバージョン管理ツールrtxがmiseにリネームされていた

TL;DR

  • asdf互換のRust製のバージョン管理ツールのrtxがmiseにリネームされてるよ
    • brewもrtxではもう入らなくなっている(miseが入る)
    • すでにrtxをbrewで入れていた場合はbrew upgrade時にmiseが自動でインストールされ、rtxが消される
  • rtxにエリアスが貼られてるとかはないので、シェルスクリプト中のrtx表記は一律miseにリネームする必要がある
  • miseの初回起動時にrtxのディレクトリからmiseにマイグレーションが自動で行われる

詳細

いつものようにbrew updatebrew upgradeをしたところ、rtxのコマンドが見つからない系のエラーがでた。 おいおいおいと思ってwhere rtxとかしても本当に消えている。

流石にbrewのupgradeしかしてないので、rtx本体にissueがあるかなと思ってGitHubリポジトリ見に行ったら、もはやリポジトリの名前が変わっていて formerly called "rtx" とか書いてある。名前が変わったっぽい。 github.com

公式サイトも建立されていて結構気合が入っている。

miseで空打ちしたらパスも通ってて、rtx時代にみたコマンドが出てきたので単純に名前が変わっただけっぽい。

❯ mise
The front-end to your dev env

Usage: mise [OPTIONS] <COMMAND>

Commands:
  activate     Initializes mise in the current shell session
  alias        Manage aliases [aliases: a]
  bin-paths    List all the active runtime bin paths
  cache        Manage the mise cache

名前が変わったのはv2024.1.0から。2024/01/03のリリースですね。 github.com

ということでzshrcあたりの設定でrtxって書いてたところをmiseに切り替えてシェルを再実行したところ次のような表示が初回にでた。

mise migrating /Users/anatofuz/.local/share/rtx to /Users/anatofuz/.local/share/mise
mise migrating /Users/anatofuz/.config/rtx to /Users/anatofuz/.config/mise

2回目の実行では出てこなかったので初回でmiseのディレクトリがなければrtxディレクトリを見てマイグレーションしてくれるとかっぽい。

突然名前変わるとびっくりしますが、まぁ名前変える機会は正月くらいかもしれない。