皆様こんにちは.最近はMoarVMと格闘している id:anatofuzです.
YAPC::Tokyoに応募していたトークが通り,登壇することになりました.
タイトルは「レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜」です.
このトークでは以前Roppongi.pmでお話させていただいた内容をベースに次のような内容で喋ります.
みなさんが今使用しているPerlのバージョンはいくつですか?5.24?5.28?はたまたPerl6...? 互換性を大事にするPerlと言っても,みなさんが今動かしているPerlはPerl5以降のものかと思います.一部Perl4のプロジェクトがあるかもしれませんが.... でも待ってみて下さい,なにか忘れていませんか...?
そうです.Perl"5"と言うことは,Perl1からPerl4がかつて存在していたという事です.もし,Perl2.0やPerl3.0のソースコードが目の前にあったら動かしてみたくなりませんか?
このトークでは過去のPerlのソースコードから,動きのしくみ,そして現代のosではどのようにすれば過去のPerlが動くのかについて解説します. バージョンごとの特性や, C言語で書かれたPerl処理系のおもしろポイントと,年代別の修正ポイントも一気に見ていきます. また, 実際にPerl1からPerl5,Perl6まで一気に走らせた場合どの様な処理速度の違いが出るのかなどについても紹介します.
対象とするのはPerl1から現在の主流であるPerl5,そしてレガシーと言いつつ最先端の(?)Rakudo Perl6です. メインはPerl5までのPerlですが,Perl6の内部構造などについてもお話するかもしれません.
という訳で具体的には以下のような事をお話しすると思います(変わるかもしれませんが...)
アジェンダ(仮)
- 歴代Perlの探し方
- 歴代Perlのビルド方法
- Perlのビルド方法の遍歴
- Perlの内部構造について
- Perl[1..6]のベンチマーク
- Perl::Buildでレガシーをbuildするには
- 一気に動かすPerl[1..6]
20分で勢いよく見ていくのでご期待下さい!
ちなみにPerl[1..6]まで20分で見るので1バージョン3分くらいの勢いなので頑張っていこうな
基本的には初心者向け(Perlのビルドに初心者も何もいるのかというのは置いといて)ですが,
以下のようなパッションをお持ちの方は特に興奮すると思います.
- Perl自体に興味が有る方
- トリビア的に無駄な知識を入れることに興奮する
- 今の職場で1980年代のコードを動かす必要がある
- 上司にPerl2.0を動かすように言われた
- 転生した先ではPerl1.0しか無かった
とう言うわけで1月26日(土)に浅草ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンスで僕と握手!!!!!